二人の長芋篤農家と極上長芋

 参議院議員選挙は全く嬉しくない結果で終わった。原発再稼働、消費税増税、TPP、憲法改悪が進められると思うと気がめいる。

 青森県は全国最低46.25%の投票率を記録した。

 非自民が結束して何とか自民党に対抗できる青森県の政治勢力下で、野党が分裂し5人が立候補した時点で結果が決まり、選挙もやはり盛り上がらなかった。

 話を明るい話題に変える。

 私が懇意にしている二人の長芋篤農家を紹介する。

 南部町の相内洋夫氏は、長芋を無農薬無化学肥料で栽培しているのに、収量・品質とも県内トップクラスである。栽培面積10haには唖然とする程驚いた。

 大規模長芋農家は、センター掘りと呼ばれる機械で収穫するのが主流である。

 その原型を考えたのが相内氏で、農機具メーカーがそれを真似て生産販売しているが、相内氏の自作の機械の方がの1.5倍の速さで長芋を掘り上げている。

 市販のトラクターでは牽引力が足りずブルドーザーを使っているのには驚いたが、そのブルドーザーもそのままでは使えず、ギヤ比を変えたり、接地面積を増やすためにキャタピラーを長くしたりするなど、改良していることにも驚いた。

  長芋栽培歴10年で同じ七戸町に住む土岐とも子氏は、様々な分野のトップクラスで活躍している人とのネットワークが広く、最先端の情報に基づいて農業に取り組んでいる方である。

 化学物質過敏症の問題は彼女から教わった。無農薬無化学肥料の長芋を少し食べただけでも全身がひどく痒くなる人が、彼女の長芋を食べた時は、口の周りが少し痒くなっただけで食べることができたらしい。

 また彼女の長芋は、安全性だけではなく、味もトップクラスである。一流のシェフが「長芋の味の概念が変わった」、相内氏が「私が一番おいしい長芋を作った時と同じ味だ」と評価した程の味である。

 写真を見比べて頂きたい。

 土岐氏の長芋はスライスしても崩れずとろけない。

 彼女の長芋を一度食べると他の長芋は食べれない。

 この二人を目標にすると達成困難だが楽しくなる。
131206長芋素麺比較
   ↑ 普通長芋           ↑ 極上長芋


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