天間西小入学式、39名の新入生入学とPTA新会員加入を祝う

 新入生の皆さん、入学おめでとう。保護者の皆様にも心からお祝い申し上げます。新入生の皆さんは今日から天間西小学校の児童として毎日勉強することになりますが、これからどんな生活が始まるだろうかといろいろ考え楽しそうと思う気持ちと、心配だなあという気持ちが半々の状態なのではないかと思います。

 学校は友達同士で学んで遊べるとても楽しいところです。友達の名前を早く覚えて全員仲良しになって下さい。上級生の皆さんは、新入生の皆を自分の弟や妹だと思って、しっかりと面倒を見てあげて下さい。

 東日本大震災で被災し、家も家族も失い今も避難所での不便な生活を余儀なくされている多くの方々のことを思うと、被災を免れ例年と同じように行事を行い、いつもと変わらない生活を送れることに感謝しなければならないと感じております。今日このように、幸せの中で生きている我々が被災者のために今後なすべきことは、今まで以上に生産し被災者を助けることです。一緒に悲しんでいるだけでは助けることができません。被災を免れた国民が、食べれる時によく食べて、休める時によく休み、楽しめる時はよく楽しみ、健康を保ち元気を維持して、一人一人が「一割多く生産する」という目標を持って自分の仕事に取り組めば、被災者を早く助けることができます。

 ゆとり教育が見直され今年度から授業時間も学習内容も大幅に増えます。児童の皆さんの仕事は勉強することです。小学校で学ぶ勉強は全ての基本になる大事なことばかりです。人を助けることができる大人になるためにも、小学生の時に基礎学力をしっかりと身に付けておきましょう。

 今年度初めてPTA会員となる保護者の皆さんを含め、新一年生の保護者の皆さんにお願いがあります。

 皆さんの子どもは、ほとんどこの顔ぶれのまま、小学校の6年間と中学校の3年間を共に過ごすことになります。この時期にできる友達は、子どもの頃の楽しい思い出を共有している生涯の友達になります。

 人によっては、勉強で身に付ける知識以上の価値になるかも知れません。友達の存在そのものが、その子の財産になる場合もあると思います。

 子どもが友だちと良好な関係を築きながら、友だちをたくさん作っていけるような環境を作ることが、保護者が子どものためにできる大事な仕事であり、それこそ、PTAとして力を入れて取り組まなければならない活動だと思っています。

 今日の入学式が参列された保護者の皆さんも、これから9年間同じ顔ぶれで活動することになります。保護者の顔と名前が一致するまでに結構時間がかかるかも知れませんが、どの子がどの人の子なのかを徐々に覚え、次第に子どもの様子についてお互いに話し合えるようになっていければいいなあと思っています。

 また、子ども達が社会人になって、いろいろな人と関わりを持ちながら生きていけるようにするためにも、年齢の違う子とも友だちになれる能力を身に付けるのが良いと思っています。スポーツ少年団や子ども会は、そういう機会をたくさん作ることができる団体なので、子どもの健全な成長のためにも積極的に参加させて下さい。

 最後になりますが、一年生から六年生の児童の皆さんは、少子化が進む中において、一人一人が七戸町の将来を担うとても貴重な存在です。

 この天間西小学校で伸び伸びと学び、自分の個性と能力をどんどん伸ばして下さい。そして、天間西小学校の主役である皆さんが、思いやりの心を持って、どこにも負けないような明るく楽しい天間西小学校を作ってくれることを願っております。

誠に簡単ではございますが私の祝辞とさせて頂きます。

本日は誠におめでとうございます。

            平成二十年四月七日

            天間西小学校PTA会長  哘 清悦

 

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