枝野の発言を質す!『直ちに健康に影響出るレベル』とは?

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3月28日厚生労働省との交渉報告
人々の不安や苦悩を省みることもない、
あまりにも無責任な厚生労働省
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皆さまへ
昨日(3月28日)に行った厚生労働省との交渉報告をお送りします。

交渉報告は、美浜の会のHPにも掲載しています。
http://www.jca.apc.org/mihama/

★また、当日に参加者一同で首相と厚生労働大臣に出した8項目の要望書も是非読んで、声をあげてください。http://www.jca.apc.org/mihama/
fukushima/gov_req110328.htm



◆昨日(3月28日)の厚生労働省との交渉報告

人々の不安や苦悩を省みることもない、あまりにも無責任な厚生労働省

・「『直ちに健康に影響が出るレベル』がどういうレベルかは、厚労省としてははっきりしていない」
・ICRPの集団被ばく線量リスク(1ミリシーベルトを2万人が被ばくすると一人のガン死リスク)は、「知らない
・食品の暫定規制値では、1年で17ミリシーベルトもの被ばくになる
・食品の暫定規制値では、「後になって健康影響がでるかも知れない
・外部被ばくと内部被ばく全体についての被ばく管理は、どこが管轄しているか「知らない
                                                                  
 3月28日、午後2時から30分という限定で、参議院議員会館会議室で、厚生労働省との交渉を行った。この交渉は、全国168団体が3月24日に共同で提出した公開質問書「直ちに人体に影響は出ない」の回答を求めて行われた。

 交渉には、関西、九州、首都圏から60名ほどの市民が参加した。
 厚生労働省から出席したのは、医薬食品局食品安全部企画情報課の佐久間課長補佐と基準審査課の内海係長の二名だった。
 参議院議員福島みずほ事務所の尽力で実現した。
 大島九州男議員も参加された。

 公開質問書の内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1.「ただちに影響がでるレベル」とはどのようなレベルなのか、またその影響とはどのような人体的影響なのか、具体的に説明してください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 回答の最初は、枝野官房長官が記者会見で話した文章を読み上げるだけだった。そのため、質問内容にそって、具体的に質疑を行った。

 交渉で明らかになったのは、驚くほどの厚労省の無責任な姿勢だった。重要な点を紹介する。

●「『直ちに健康に影響が出るレベル』がどういうレベルかは、厚労省としてははっきりしていない」

 まず、「直ちに影響がでるレベル」とはどういうレベルなのかと問うた。これに対しては、「厚労省としてははっきりしていない」と語った。参加者はあまりの回答に驚き、何回か確認したが、これが役所としての回答だということだった。
 次に「どのような人体影響なのか」については、「ガンの発生リスクがあがる」と語り、どのようなガンなのかについては、具体的に答えることもなかった。

●ICRPの集団被ばく線量リスク(1ミリシーベルトを2万人が被ばくすると一人のガン死リスク)は、「知らない

 放射線の人体影響について、政府はICRP(国際放射線防護委員会)のリスク評価をもとにしている。
 ICRPのリスク評価は、しきい値なしの原則(これ以下なら影響はでないという値はない)で、低線量被ばくについては集団被ばく線量の考え方でリスク評価を行う。脱毛などの急性障害と違って、低線量でも晩発性の人体影響が出るという考え方だ。ICRPの集団線量評価では、20人Svで一人のガン死者が出るとなっている(例えば、1mSvの被ばくを2万人が受けた場合、一人のガン死というリスク)。
 このICRPの集団線量リスクを知った上で、人体影響について語っているはずだ。念のために、これを知っているのかと問うた。すると、ICRPの集団被ばく線量のリスクについては「知りません」と語った。耳を疑うような回答だ。
 
食品の暫定規制値では、1年で17ミリシーベルトもの被ばくになると認める

 厚労省は、水や野菜、原乳が高濃度に汚染されていることが明らかになり、3月17日に、食品の放射能汚染の摂取限度として、原子力安全委員会が事故時を想定して定めていた食品に関する「飲食物摂取に関する指標」を暫定規制値として採用すると発表した。
 枝野官房長官は、この暫定規制値について、「このレベルを一生食べ続けても直ちに影響はない」と強弁している。では、暫定規制値のレベルで被ばく量はいくらかになるのかを確認した。暫定規定値に従えば、飲料水と食品の摂取だけで、1年間で17mSvの被ばく(実効線量)になると認めた。
 ・放射性ヨウ素(甲状腺への等価線量で年50mSv)、全身に換算すると年に約2mSv
 ・放射性セシウム 年5mSv
 ・ウランとプルトニウムはそれぞれ 年5mSv
 これらを合計して、食品だけで年に17mSvになると認めた。一般人の年間被ばく限度は1mSvである。暫定規制値は、食品からだけで、17mSvもの大量の被ばくを強要するものである。さらに、こ
の暫定規制値を緩和しようとしている。これをやめるよう求めた。

●食品の暫定規制値では、「後になって健康影響がでるかも知れない

 では、17mSvもの被ばくで、晩発性の健康影響はないのかと問うた。すると「後になって健康影響がでるかも知れない」と小さな声で答えた。非常にあいまいな表現ではあるが、後になって健康影響が出ないとは言えなかった。
 事実上、低線量被ばくでも後になって人体影響がでることを認めた発言だ。このように曖昧にではなく、事故の評価に即して、集団被ばく線量のリスク評価では、晩発性の人体影響が出ることをはっきりと人々に語るべきだ。

●飲料水や食品からの被ばくが、外部被ばく(空気や土壌から)+空気中の放射能の吸入による内部被ばくに加算されることは認めた。このような被ばくの全体について、どこが管理しているのかは「分からない

 人の被ばくは、飲料水や食品による被ばくに加え、空気や土壌からの外部被ばく、及び空気中の放射能の吸入による内部被ばくが加算され、全体としての被ばく量になることを認めた。それでは、これら全体の被ばくについてはどこが管理しているのかと問うた。すると、原子力安全委員会や原子力安全・保安院の名前などを挙げながら、結局「分からない」との答えだった。
 参加者からは、大気汚染の管轄は厚労省、食品の安全に関する管轄も厚労省、土壌汚染の管轄も厚労省、被ばく全体の管理は厚労省ではないのかと厳しい声が次々に上がった。しかし、厚労省側は何も答えることはなかった。
 放射能については全く知識もない。しかし、食品の暫定規定値を決めたり、「人体に影響なし」などを繰り返している。厚労省は、国民の生命と健康を守ることが最大の仕事であるはずだ。無責任にも程がある。

人々の不安や苦悩を省みることもない厚労省

 これが厚労省だった。福島原発周辺の人々、「屋内退避」や避難指示が出ていない福島原発周辺の人々は、事故から既に2週間以上も被ばくの不安の中で暮らしている。手塩にかけて育てた野菜や原乳が、原発事故によって出荷制限・摂取制限となり、農業や酪農に従事する人々はこれからの生活に対する苦悩の中にある。
 厚労省は、このような人々の不安や苦悩を踏みにじり、省みることさえない無責任さだ。

 交渉参加者は、最後に、「3月28日厚生労働省との交渉を踏まえた要望書」(8項目)を手渡した。首相と厚生労働大臣宛のこの要望書は、その日の内に、福島みずほ議員事務所を通じて、官邸にもFAXで送付した。
 要望書では、住民避難の拡大や、農業・酪農従事者への被害補償、移転補償を行うこと等を求めている。
http://www.jca.apc.org/mihama/
fukushima/gov_req110328.htm



●厚労省と官邸に、抗議と緊急要望を送ろう

 無責任極まりない厚労省の姿勢を多くの人々に知らせよう。厚労省と官邸に対し、抗議の声をあげよう。
 大事故は起こらないと「安全神話」をふりまき推進してきた政府、電力会社、そして推進の学者達、これら全ての責任だ。
 緊急要望を送ろう。例えば、8項目の中で、緊急と思われるもの、皆さんの生活に関係が深いものなど一つの項目についてでも、政府に声を届けよう。

官邸FAX 03−3581−3883
厚生労働省 TEL:03−3595−2341
         FAX:03−3501−4868



「風の又三郎」の文書「生身のうわさ」(B5)について

 選挙が近くなると怪文書が出回ることがあるが、今回もとうとうそういう文書が回ってきた。
 県議立候補予定者とその人に関わる人の実名までも記載している文書だ。
 政治家の発言・行動は有権者から評価されて当然であり、批判されることも多いかも知れないが、一般住民の実名を記載しているのは配慮に欠けると思う。
 関係者だけにしか知られていなかった問題が、それを知らなくても全く困らない住民にまで知られることになる。実名を書かれた一般住民の方は大変気の毒である。
 こういう文書よりも、やはり住民が明るい気持ちになれる文書がたくさん出回る方が良い。議員立候補予定者の討議資料は全て読んでいる。抽象的でスローガン的なものが多いが、具体的で実現できそうな政策を一つでも多く提案してくれると、政治不信を抱いている住民も選挙に関心を持ってくれるのではないかと思う。


政府が見落としている被災地と被災者の苦悩

 宮城の〇〇さん(高校の理科教師)より、津波と放射能のダブル被害を受けている相馬(福島県)の様子が伝えられています。深刻です。転載歓迎です。多くの方に読んでもらいたいです。

大変な状況になりました 
以下は実家がある相馬の状況です。
・・・
 福島第一原発から20〜30kmの屋内退避区域内にあります。
 今、この範囲の人々は、世間から見捨てられようとしています。
 他の被災地と同様に、物資や援助が窮乏していますが、他の被災地に対しては徐々に動きがあるのに対して、こちらには入ってくる動きがほとんどありません。30km圏外で止まってしまっています。マスコミも入って来ないので、報道もされません。運送業者やボランティアも来てくれません。新聞や郵便も来ません。
 ここの人たちは、「1地震」、「2津波」、「3放射線」、そして「4人々の誤解・差別・風評」という、四重苦に苛まれています。そして、四つ目の苦しみが、最も強く作用しています。
 ここにはまだ大勢の人々が住んでいます。逃げられない人、さまざまな理由で土地を離れられない人がいます。実家の話では、まだ1万人くらいいると思う、とのことでした。私の今の一番の関心事は、ここにいる人たちにどうやって支援するか、ということです。放射線量に関するいろいろな意見は、たしかに役に立つこともありますが、私には、安全なところにいる第三者の意見にしか聞こえません。
 その中で実際に暮らしている人にとっては、ちょっと放射線量が高いからといって、飲み食いをやめたり、生きていくための様々な努力をやめるわけにはいかないのです。ちょっと放射線の値が高いからといって忌避したり、不安に駆られて買いだめをしたりする大勢の人たちの気が知れません。現地では、今現在、困っている人がいるのです。
 「明日、ちょっと困るかもしれない」ではなく、「今、生死にかかわるくらい確実に困っている」のです。 他の津波被害地域と同じよ
うな捜索をしていれば助かったかもしれない命も、ここでは見放されています。

 政府の対応がとにかく遅い。放射能漏れ事故を起こした原発を上空をヘリでホバリングして、7.5トンの海水を掛けるよりも、原発から20〜30km離れた避難所に、燃料や食料をヘリで運ぶ方が安全で簡単だと思うが、なぜ行わないのだろうか?
 菅総理一人を責める気はない。本人も頭が真っ白な状態でいると思う。「原発震災」は以前から正論を唱える学者達は、指摘・警告してきた。それを無視してきたのは原子力を推進してきた某政党で、地域防災計画や原子力防災計画を「作文」程度にしか考えて来なかった某政党だと思う。
 一刻を争う人命救助において、災害発生から2週間は時間がかかり過ぎだと思う。
 「原子力政策の見直し」も当然だが、「防災対策の重要性」も再認識し、今回の災害を教訓にしなければならないと思う。

7種類の七戸バーガー、あなたの好みはどれ?

 夜、レストラン・ジュノンで「やわらかステーキセット」を食べた。
 農商工連携セミナーの受講生仲間なので、自ずと話題が商品開発の方へ移った。
 7人が「御当地バーガー」として、「七戸バーガー」を開発して販売していることは知っていたし、「まける日」の時は2種類食べた。まだ全種類は食べていない。
 トマトジュースを作っているのでわかるが、コストでは大手にかなわない。何でその価格で販売できるの?材料は一体いくらで仕入れているの?と思うくらいだ。
 ハンバーガーも同じである。大量に材料を安く仕入れて、機械で大量生産という訳にはいかない。
 もともとハンバーガーを定期的に食べる消費者がこの七戸町にどの程度いるのかという点も気がかりである。マク〇〇〇〇や〇〇バーガーの顧客の一部を取り込むことを最初の目標にしてもいいのかも知れないが、大手のハンバーガーでは満足できずに、御当地ハンバーガーを探して食べている熱心な消費者(マニア)も一定数あるらしい。
 では私が七戸バーガーのためにできることは何かと考えた。
 一つは、ハンバーガーに適したトマトを作って提供すること。10年くらい前に、マク〇〇〇〇が農協にハンバーガー用のトマトを直接売って欲しいと言ってきたことがあったが、「Lサイズだけ欲しい」と言われ断った経緯がある。スライスして丁度良いサイズというとそうなるのだろう。それでも径の大きい部分しか使えないので、残りはどうしているのか気になる。
 もう一つは、子ども会の行事で「ケーキ作り」を行っているが、「ハンバーガー作り」をやってみるのもいいと思う。マク〇〇〇〇は味覚がほぼ決まる3歳までの子供をターゲットにしていると聞いたことがある。そこでハンバーガーの味をおいしいと思ってくれると、大人になってから子供を連れてくるようにならからだという。ただ、マク〇〇〇〇の〇〇〇会長は自分のところのハンバーガーは食べないと聞いたことがある。その理由はよくわからない。七戸バーガーは材料を厳選しているので、ぜひ食べて欲しい。
110327ジュノン七戸バーガー 

110327七戸バーガータイトル
110327七戸バーガー説明書
110327七戸バーガー4者
110327七戸バーガー3者

放射線測定器の針が振り切れた双葉町、もはや超高濃度汚染地

[京都新聞(総合)2011(H23)年3月21日(月)朝刊第3面]掲載のジャーナリスト:豊田直巳氏の原発事故避難地域での取材記事と知人のコメントを以下に転載します。

----------以下 転載------------
「静まる町 迫る放射線」
「原発から数キロ 避難地域ルポ」
「無人の病院で1000マイクロシーベルト、計器の針が振り切れた」

ジャーナリスト 豊田直巳(とよだ・なおみ)さん:1956年生まれ。イラク戦争、劣化ウラン弾問題などを取材。著書に「戦争を止めるために---フォトジャーナリストの見た世界」など。

 東日本大震災が福島第一原発を襲ったのは、私が事故発生から25年目のチェルノブイリ原発取材を終えて帰国した直後だった。チェルノブイリでの取材体験から日本がのっぴきならない事態に陥る可能性を直感、「まさか日本で原発事故取材に出掛けるとは」と思いつつ、3月12日に福島県郡山市に入った。

 翌13日、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(VVJA)の仲間や写真誌「DAYS JAPAN」編集長の広河隆一さんと合流した。

 福島第一原発のある双葉町は、13日時点で既に避難指示が出ていたが、入域制限しているチェックポイントまでは行ってみようと国道288号線を東に向かった。すると、予想に反して双葉町まで行き着いてしまった。検問も避難指示の案内板もなかったのだ。
 国道をまたぐJRの鉄橋が崩れ落ち、地震のすさまじさを見せつけていたが、人影はない。

 毎時(以下同じ)20マイクロシーベルトまで測定可能な放射線測定器を取り出すと、アラーム音を発しながらみるみる数字は上がり限界値の19・99を表示した。放射能測定が初めての仲間が「この数字はどのくらいのレベルなんですか」と防護マスクでくぐもった声で聞いた。「おおよそだけど、普段の東京の数百倍かな」と答える。既にかなりの高濃度汚染地に入り込んでいた。

 車を町の中心部に向けて進めた。人けのない家が並ぶが、地震の被害はそれほど見られなかった。そこで、もう一台の100マイクロシーベルトまで表示する測定器を取り出すと、これも針が振り切れた。

 この事実を行政当局に知らせようと、双葉町役場に直行したが、役場玄関の扉は閉ざされたまま。緊急連絡先などの張り紙もなかった。静まりかえった町に、ときどき小鳥のさえずりが聞こえる。

 入院患者に被ばく者が出たと報じられた双葉厚生病院に向かったが、ここも無人。玄関には患者を運び出したとみられるストレッチャーが何台も放置され、脱出時の慌ただしさがうかがえた。地震で倒れた器量機器や診療機具が散乱。消毒薬の臭いが漂う。

 原発から約3キロの同病院前でも測定器の針は100マイクロシーベルトで振り切り、上限に張り付いたまま。そこで1000マイクロシーベルト(1ミリシーベルト)まで測定できるガイガーカウンターを取り出したが、これもガリガリガリと検知音を発し、瞬時に針が振り切れた。「信じられない。恐い。」私は思わず声に出していた。

 放射性物質の違いなどにより同列に論じられないにしても、これまで取材した劣化ウラン弾で破壊されたイラクの戦車からも、今も人が住めないチェルノブイリ原発周辺でも計測したことのない数値だった。

 放射能は風向きや地形によっても異なる。もう少し調べようと海岸に向かったが、病院から数百メートル行った所で津波に運ばれたがれきと地震で陥没した道路に行く手を阻まれた。放射能汚染に気を取られ、しばし忘れていたが、紛れもなくここは巨大地震と大津波の被災地でもあった。その被災地を五感では感知できない放射能が襲っている。

 慌ただしく町中の取材を終え、汚染地帯を脱出しようと急いで帰る途中、町方向に向かう軽トラックに出合う。車を止めて汚染状況を説明すると、「避難所にいるんですが、牛を飼っているので餌やりに行かないと。だめですか」私に許可を求めるような困った表情で年輩の女性が聞いてきた。「長い時間はこの辺にいない方がいいですよ。気を付けてください」そうお願いするしかなかった。

 町内の道路をまたぐアーチには「原子力 郷土の発展 豊かな未来」との標語が掲げられていた。しかし、現実には未来を奪いかねない放射能の脅威に町はさらされていた。

--------以上転載 オワリ----------

 現場の放射線量は、政府や東京電力やマスコミ各社によって報道されている以上の非常に高濃度の放射線量に達しているだろう・・と、私は推測してます。

 東京電力から一方的に発表される、原発正門前やその他原子炉周辺に設置されるモニタリング・ポストの定位置(おそらく地上1〜2メートル程度の高さか)での計測器値などは、ぼくは端から信用してません・・・

 なぜなら、炉心から発生し炉外へと漏れだしている高温水蒸気は、当然上空へ向かって上昇しますよね。地表よりももっと高い上空に向かって上昇していってる筈!現に、昨日の消防隊の消火作業時での放射線量の値や、原子炉上空90メートル以上を飛行した自衛隊ヘリコプター内での数値も、政府や東電が発表してきている濃度より、はるかに高濃度数値でしたよね。

 今朝の京都新聞紙でも、消火作業に当たった東京消防隊職員の話しとして「現場は思ったより風がかなり強かった・・・」の証言からも解るように、現場では、かなりの強風が吹いてる以上、地表面すれすれに設置してあるモニタリングポストの計測値より、遙かに高濃度の放射性物質が、政府発表の待避域や避難域より更に遠方にまで拡散してることは、ほぼ間違いないものと思われます。
 このことからも、政府・東電職員の発表している放射線量値は、信用できない事は明らかです。   
      

被災地(大船渡)に援助物資(トマトゼリー)を送る

110321トマトゼリー110320トマトゼリー 

 朝、防災無線で、「被災地へ援助物資を送りますので、18時までに協力できる方は中央公民館に持って来て下さい。」という放送が流れた。
 知り合いが被災している可能性があるものの、燃料不足で物流が止まった状態では宅急便で送ることもできず、どうすることもできなかった。
 七戸町がトラックと燃料を確保し、直接運ぶ目途が立ったのだと思い、活用しようと考えた。
 米は政府が備蓄米を出すだろうから、それ以外のものをと考えた。
 トマトジュースなら結構あるが、「ガラスビン」だし、「栓抜き」も必要になるので、念のため役場に電話して確認した。「ガラスビンは遠慮頂きたい。賞味期限が長く簡単に食べれるのが良い。」という回答だったので、トマトゼリーがいいと思った。
 「緊急」とはいえ、やはり「安心して食べて頂きたい」と思い、賞味期限や砂糖の%を表示したラベルを全部に貼った。祝日で従業員が休みのため、約500個のゼリーに一人でラベルを貼るしかなかったので、17時過ぎまでかかった。中央公民館に持って行ったら、私が最後だったようで、殆どの援助物資はトラック4台に積まれていた。七戸町商工会青年部のメンバーが大勢いたので、彼らの提案・あるいは協力で実現した取り組みなのかなと思った。
 誰に食べてもらってもいいので、命をつなぐ一助になって欲しいと思った。
 農商工連携の事業で製造できるようになったトマトゼリーだが、単に「付加価値を付ける」ということだけではなく、「備蓄性の高い食料」という視点も持たなければならないと思った。そういう点でも「加工品」の開発は、「防災対策」の観点からも推進しなければならないと思った。
 ある人から、十数年前に作った〇〇の話を聞いている。皆で試食したがおいしかったらしい。「作ってみたら」と言われていたが、余裕ができたら作ってみようと思う。

大震災の混乱を狙った冤罪工作人「前田恒彦検事」の裁判

国際評論家小野寺光一の「政治経済の真実」より
http://www.mag2.com/m/0000154606.html


日本の原発
http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi
110320佐藤栄佐久元福島県知事インタビュー 

佐藤栄佐久(さとうえいさく)
知事抹殺 つくられた福島県汚職事件
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi- bin/wshosea.cgi?KEYWORD=%92%6D%8E%96%96%95%8E%45
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/

http://www.amazon.co.jp/%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E6%8A%B9%E6%AE%BA-%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%9C%8C%E6%B1%9A%E8%81%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E6%A0%84%E4%BD%90%E4%B9%85/dp/4582824544

<福島県知事を失脚させたえん罪疑惑事件を担当したこともある前田検事の公判が大震災の直後に行われてすぐに終了>
今回また不思議なことがおきた。
どうも亡国の人物が背後でうごめいているのだろうか?
あの前田検事の公判が大震災の大混乱時に行われてあっという間に終わってしまったのである。

<大震災の次の月曜日と木曜に行われてあっという間に終了>
証拠隠滅罪に問われた元主任検事、前田恒彦被告(43)の初公判が月14日(月曜日)、大阪地裁で開かれた。
月11日(金曜日)の大震災の直後であり福島原発事故のため全く報道されなかった。
そして同じ週に前田恒彦被告(43)の第2回公判が月17日(木曜日)、大阪地裁(中川博之裁判長)で開かれた。
午後も引き続き被告人質問が行われ、論告・最終弁論を経て結審した。この間、福島原発事故報道一色でほとんどこの前田検事のことは報道されなかった。

<あらたに大坪部長のえん罪を生む可能性>
ここで問題なのは、この事件では、上司の指示、プレッシャーがあったといい、大坪部長のせいにしている点である。
佐藤優氏も指摘していたが、「大坪部長が指示をした」というのは検察側のつくりあげたストーリーである可能性が高く、そんな下手なことをやる上層部の「バカな」官僚は一人もいないと
記事に書き、「どうなるか注目している」と書いていたが、これは私も同じ思いである。

<大坪部長は身代わりにしたてあげられるのか?>
本当に前田検事に指示をしていた政治側の「亡国の人物」が逃げおおせて身代わりに大坪部長が罪を認定される可能性がある。
これもまた違った形のえん罪jに発展をして、まったく、政治がらみの「えん罪防止」にはつながらないだろう。

<原発反対派の前福島県知事は前田検事の取調べる事件によって小泉政権時に失脚、その後福島原発は再稼動>
前福島県知事は原発反対派であり決して安全性に懸念の残る福島原発の再開を認めないでがんばっていた。
時は小泉政権時であった。

前田検事がここでも「活躍」>
突然、前田検事が率いる検察によって「逮捕」「有罪」とされて強制的に追放される。

<福島原発を認めなかった前福島知事を強制追放>
実は今回の福島原発事故は前福島県知事が追放されていなかったらありえなかった。

<賄賂がゼロ円の贈収賄事件という前代未聞の判決>
しかもこの判決は東京高裁で「賄賂がゼロ円」の贈収賄事件となり、前代未聞の判決となっている。

ものいう知事はなぜ抹殺されたのか?
http://www.youtube.com/watch?v=JhYwPgESCZw&feature=related
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<小沢一郎えん罪事件と類似>
そして非常に小沢一郎えん罪事件と類似している構造をもっている。

<知事から「天の声を聞いた」と証言した人物が、なぜか自宅に2600万円も隠し持っていたことがわかる。しかしこの「天の声」を聞いたと証言をした人物を偽証罪で前福島県知事側が告発したところなぜか不起訴処分>

佐藤栄佐久公式サイト
http://eisaku-sato.jp/blg/2009/11/000023.html
抜粋

(彼は)年前に公判廷で突然立ち現れた。
「真実を話します」と宣言した直後に、事実ありもしない事を話している彼である。
法廷で、本人の口から同様の証言を聞かされたときは余りのショックで「真実、真実!」と不規則発言をしてしまう。
裁判所とはこんないい加減なことが罷り通るところかとあきれ果てた。
法廷では、弁護団は坂本君が二千六百万円の机貯金があり、小分けに何度も銀行のATMで出し入れしていた事実を指摘した。
これは弁護側ではなく、検察側がつかんでいた事実である。
どうして、一公務員がそんな大金を手元にもっていたのか、まさに、談合事件の真相を調査している検察なら、私が検事なら、当然看過すべき事柄ではなく、厳しくその内実を取り調べ、ことによっては当然、訴追する必要があるだろう。
裁判長が厳しくその金の内容を本人に追求すると、検事が居てもたってもいられなくなったのか突然口を挟み始めた姿が印象に残っている。
裁判長は、自分が証人に直接聞いているのに、横からそれをサポートするのは一体どうなのか、と検事をたしなめていた。
検事は何故、法廷で「かばう」、追求から「まもる」かのような行動にでるのか。
金の出所については明確になっていないにも拘らず。
そこには、検察がつかみ、かつ明らかにされていない事実があることが浮き彫りにされてはいないか。
坂本君は起訴されていない。
もう一度確認するが、私が一銭の利益も受け取っていないことを考えればことの異常性は明白だ。
控訴審判決が出たことで、今回の告発の意味はよりはっきりしたように思う。
利益の供与はなかったという事実認定の上に、坂本君が言ったというから言ったんだ、という論法で、全く立証責任を果たしていない薄弱な証言のみを使って、有罪が成立しているのだ。
こんなことゆるされるなら「誰でも容易に犯罪者に仕立て上げられてしまう」
これは検察が創った犯罪である。

佐藤栄佐久(さとうえいさく)
知事抹殺 つくられた福島県汚職事件
http://www.amazon.co.jp/%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E6%8A%B9%E6%AE%BA-%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%9C%8C%E6%B1%9A%E8%81%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E6%A0%84%E4%BD%90%E4%B9%85/dp/4582824544

前田検事
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E7%94%B0%E6%81%92%E5%BD%A6

福島県知事汚職事件 

福島原発の危険性を唱えて、福島原発の再稼動をストップさせていた前福島県知事の佐藤栄佐久ら福島県庁の幹部を逮捕・起訴した。
前田は元水谷建設会長や福島県庁幹部の事情聴取などを担当した。
しかし、前田に事情聴取された福島県庁幹部は、「自分は談合などに関して供述しなかったのに、担当検事(前田容疑者)は供述調書を作成した」(括弧内の表記も含め原文ママ)と指摘しており、前田の事情聴取の様子について「言っていないことまで供述調書に記された」と批判している。 
福島県汚職事件で検察は、「天の声を聞いた」と証言し、収賄罪成立の唯一のカギとなった元土木部長が、自宅に2600万円を隠し持っていたことをつかみながら伏せていた。 
(275ページ)。 

<勝手につくられた自白調書の疑い>
知事の弟が土地売買は賄賂だと自白した日よりも2週間以上前の日付の、弟の自白調書が通発見され、捏造ではないかと弁護側から追及されている。(306ページ)
水谷建設元会長の水谷功氏は、一審判決後に「裁判での証言は、自分の法人税法違反の事件があったために検察に言われるままを話した。今なら二審の法廷に出て、本当のことを話していい」、 
「知事はぬれ衣だ」と弁護団に語ったが、裁判では証拠採用されなかった。(あとがき)
そして「佐藤栄佐久ブログ」によると、上記の水谷の取調べに当たったのは、郵便不正事件の証拠隠滅で逮捕された前田恒彦検事である。


6年間共に過ごした児童の卒業式、代表の光輔に卒業祝い渡す

110318天間西小卒業式
【祝辞】
 
六年生の皆さん、卒業おめでとう保護者の皆様にも、心からお祝い申し上げます。
 先週金曜日に発生した地震と津波で被災された方々には心からお見舞いを申し上げます。これまでの卒業式で感じたことはありませんでしたが、卒業生も保護者も、全員が揃って卒業式に出席できることを当り前だと思わず、深く感謝しなければならないと感じています。

 人間の知恵や努力は自然の力の前では無力であることを痛感させられました。被災された方々を支援することもできず心苦しい思いでおりますが、被災された方々が一日でも早く日常の生活を取り戻すことができるよう切に願っております。

 六年生の皆さんは、中学校や高校でまだまだ勉強しなければなりませんが、「何のために勉強するのか」をよく考えなければなりません。いい大学に入り、いい会社に就職し、いい給料をもらい、いい生活をするためではないと思います。「大事なものを守るために必要な力を付けるため」に勉強するものだと私は思っています。

 皆さんにとって最も大事な家族の命と生活を守るためにも勉強しなくてはなりません。また将来、皆さんの中の誰かが、住民の生命と財産を守る重要な立場に就くかも知れません。その人は誰よりも勉強しなくてはなりません。勉強というのは、これだけ勉強すれば十分ということは決してありません。どれだけ勉強してもまだまだ足りないというのが勉強です。

 皆さんは、学力においては全国平均をかなり上回ったようです。中学校へ行っても、テストでは常に百点満点を取るつもりで勉強して下さい。私も四月からPTA会員として皆さんと一緒に天間舘中学校に行きますので、気を抜かないでこれまで通り勉強して下さい。

 小学校の六年間もあっという間でしたが、中学校の三年間は更にあっという間です。三年後にはもう高校生です。皆さんが中学でも優秀な成績を収め、レベルが高い高校で勉強したいと考えた場合、青森高校や八戸高校へ進学することも考えると思います。

 新幹線の七戸十和田駅は、幸い八戸市と青森市の中間にあります。青森高校と八戸高校のどちらの学校にも、新幹線での通学が可能ではないかと考えています。皆さんは、三年間で六百回も新幹線を利用できる可能性を秘めている特別な存在です。「新幹線で高校に通う」ということを、ぜひ皆さんの目標の一つにして下さい。

 皆さんは卒業証書を受け取りとても嬉しい気持ちでいると思いますが、皆さんのお父さんお母さんは、皆さん以上に嬉しい気持ちでいると思います。皆さんが私たちの子供として生まれてきたおかげで、人生の中で最も楽しく充実した時を過ごすことができました。ですから、「大人になったら必ずお父さんお母さんになる」ということも、目標の一つに加えて欲しいと思っています。

 学力と体力は、学校の勉強や部活動で身に付けることができますが、結婚相手を見つけ、お父さんお母さんになるためには、「魅力」というもう一つの力が必要です。勉強で脳を鍛えながらも、「心」も一緒に育てて下さい。心優しく魅力ある大人に成長することを願っています。

 最後になりますが、町長を始めとする行政関係者の皆様、ボランティアとして本校を支援して下さいました地域住民の皆様、六年間PTA活動にご協力頂きました保護者の皆様、そして、校長先生を始めとする教職員の皆様に、この場を借り厚く御礼申し上げます。
 卒業される皆さんの新しい生活への旅立ちをお祝いすると共に、今後のご活躍とご健勝を祈り、私のお祝いの言葉と致します。

          
     平成二十年三月十

     天間西小PTA会長  哘 清悦

 卒業生代表で光輔が登壇し、PTA会長の私から卒業祝いを受け取った。自分の子供に「おめでとう」というのに抵抗を感じ、何と言葉を掛けてよいか迷った。結局「よく頑張った」と小声で言った。
 先生方が父から子へ手渡すように演出してくれたのだと思った。その気持ちに深く感謝したい。


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