2011年2月25日(金) 東奥日報朝刊19面
地元産トマト100%果汁使用
甘酸っぱいゼリー完成 七戸 児童ら「食べやすい」
七戸町の農業法人「みちのく農産」と弘前市の萩原乳業が、同町産のトマトを使ったトマトゼリーを試作し24日、同町と東北町の学校給食に提供した。試食した児童たちは「甘酸っぱくておいしい」などと感想を語り、好評だった。(小橋徹)
ゼリーには、みちのく農産が昨年8〜10月に収種したトマト約2800個を搾った100%果汁を使用。県の「あおもリ食産業連携強化促進事業」を活用し、萩原乳業と共同で開発を進めてきた。
みちのく農産の哘清悦代表取締役は「おいしい時期のトマトをジュースにして保存してあるので、冬に収穫したトマトとは一味違う」と話す。ゼリーに加える砂糖はトマトの風味を壊さない程度の約4%にした。
同日は七戸、東北両町の17小中学校、1幼稚園に計約3300食を提供。このうち、七戸町の天間西小学校では、児童たちが給食のデザートにトマトゼリーを味わった。
4年1組の坪成人君(10)は「生のトマトは苦手だけどゼリーは食べやすくておいしかった」と話していた。同日はゼリーを試食した児童生徒や職員にアンケー卜を依頼しており、結果を商品改良や販路開拓などにつなげる。
2011年2月25日(金) デーリー東北朝刊15面
七戸産トマトのゼリー味わう
中部上北管内の学校給食に試作品
トマトゼリーを試食する天間西小児童
青森県の食産業連携強化促進事業の一環で、七戸町の農業法人「みちのく農産」と弘前市の萩原乳業が共同開発したトマトゼリーの試作品が24日、中部上北管内の学校給食に登場した。
ゼリーは、同法人生産のトマトで製造したストレート果汁100%のジュースを使用。同町と東北町の17小中学校と1幼稚園で提供された。このうち七戸町立天間西小と天間舘中では児童生徒と教職員を対象に、食味や食感などのアンケートを実施した。
ゼリーを試食した天間西小4年の佐藤礼弥君(10)は「柔らかくて甘酸っぱくておいしか
った」と笑顔。市ノ渡圭吾君(10)は「生の卜マトより食べやすかった」と評価していた。
同法人の哘清悦代表は「アンケート結果を基に、子どもたちに喜ばれるトマトゼリーに改良していきたい」と話していた。