2月17日に「県政・わたしの提案」から提案した内容に対する回答がメールで届いた。
■私の提案(2月17日)
三内丸山遺跡の復元大型掘立柱建物に使用された六本柱が「皮付き」で陸揚げされた写真を見た木の専門家らは「ナラの木だ」と言っていますが、もしその判断が正しいとすれば、県は建設業者に「樹種偽装」されていたことになります。
腐食した根元を補修する前に、研究機関に樹種を調べてもらい、もしその結果がその専門家らの判断通りだとなった場合は、県がその建設業者に本物のクリの木で建設し直すよう要求すべきだと思います。
また、青森土木事務所が工事設計書を作成しておりますが、実際は約2,300万円で済んでいるくん煙乾燥処理が約3,247万円で設計され、それでいてその建設業者が最低価格で落札できているなど、設計や入札が適正に行なわれたようには思えません。
青森県の縄文遺跡郡が世界文化遺産登録されるどころか、県の対応が後手に回り、青森県が世界に恥を晒すことにならないよう、県が独自に調査を行ない適切に対応する事を提案します。
■県の回答(3月29日)
時下ますます御清祥のこととお喜び申し上げます。
先般の「県政・わたしの提案」としてお寄せいただきました御提案につきましては、現在の状況、取組みなど下記のとおりとなっていますので、お知らせいたします。
今後とも、県政の推進に御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
平成22年3月29日
青 森 県 知 事
三内丸山遺跡の復元大型掘立柱建物(六本柱)に使用された木につきましては、平成8年に青森県樹木医会が顕微鏡で検査し、ヨーロッパグリであると判定したものです。
なお、工事に係る手続きは適正に行われています。
■回答を分析
予想した通りの回答が来た。多くを語らない(なるべく触れない)方がいいと判断して回答したように感じる。担当者はもっと懇切丁寧な回答をしたかっただろうが、調べても調べても栗の木だという証拠が出て来ないばかりが、保存しておかなければならないような文書まで、(証拠隠滅のため?)処分されていることを知り、途方に暮れたと思う。
「栗の木である証拠を出せない=栗の木ではない証拠は廃棄した」となる。
そろそろ賭けてもいい頃になった。
「栗の木ではない方(はらたいらさん)に、3,000点」
県がそもそも証拠(分析結果)を持っていたかどうかも怪しいが、仮に持っていたが証拠隠滅のために処分したとする。それでも栗の木ではないという事を証明する方法はある。
伐採したとされるソチ市の山林に確認に行けばはっきりと分かる。伐採した10本の切り株が残っているだろうし、「500メートル四方の栗の木の純林」の写真を撮って来ることもできる。
ソチオリンピックを観に行った人、あるいは、ロシアやソチ市に行く機会がある人には、ぜひ観に行ってもらいたい。そして、「三内丸山六本柱が栗の木ではない」という決定的証拠写真を提供して欲しい。
「青森県樹木医会が顕微鏡で検査し」と回答しているので、「樹種同定」は行なったことになる。「行なった」ではなく「行なったことになる」と述べる理由は、「本当は樹種同定を行なっていない」と思っているからである。
「栗の木だということにしておいてくれ」と頼まれて、真面目に測定する人があるだろうか?どうせ、「ヨーロッパグリ」だと回答することに打ち合わせしてあるのに。斎藤氏でもそれ位は考える能力はあると思う。
原子力委員会で原発推進派の御用学者が「原発は安全です」と言うのと同じ。どんなに安全ではないデータを付き付けられても「安全です」と言うのが彼ら(飼い犬)の仕事だ。樹種同定すれば、「ミズナラ」あるいは「コナラ」と判明しても、「ヨーロッパグリ」と答えるのが斎藤嘉次雄氏の仕事であり、課せられた役目だと思う。
それにしても、「栗の木の純林」と紹介した「商社」とはどこだろう?斎藤氏の身内でも勤務している商社なのだろうか?それとも木村守男知事の?この極秘プロジェクトに関わった人の?